(7日目)

 さ、いよいよ最終日。もう思い残すことはありません。

 朝は、あの「高い」バイキング料理を出す店が嫌だったので、もう一軒の朝から開いている店に入ってみました。ここはプレート形式で、メニューの中からいくつかの料理を選んで1枚の皿に盛り合わせていきます。σ(^^;はごはんにソーセージにスクランブルエッグとクロワッサン。うーむ、野菜がない・・・(--;。しょうがないのでオレンジジュースを加えて、13$程度だったか。それでもちょっと高かったかなぁ。

 今日はもう、朝から空港に移動し、飛行機に乗って帰るだけ。この辺りになるともうすっかりハワイでの生活に慣れちゃった(つもり)なので、余計なことはせず、帰りの身支度だけして待っていました。 帰りはバスだったのですが、飛行機が限られている分、待合い場所からバスの中からずっと日本人だらけ・・・ 空港は市街地からやや離れたところにあるので、最後にして見慣れない景色の中を通っていきました。途中寝ちゃったけれど・・・

 荷物まとめもある程度覚えたので、空港での手続きもすいすい。でも最後に困ったのはドル札の処理。円に換金するとレートがあまり良くないので、現地にいるところで使い切りたかったんです。とはいえ、空港内の免税店にはもう用はないので、のども渇いていたので最後にスタバに行きました。 ところが・・・ そういえばスタバってちょっと割高だったのね。あれもこれもと頼もうとしたら逆に足りなくなってしまい、結局カード払い。。 あんまりスタバごときで(・・・)カードというのもどうかと思ったんですが、現金が足りないと仕方なかったです。 しばらく落ち着いてから、空港の中を散策。搭乗地まで距離があったもので・・・ 最後のハワイの景色でしたね。


 中央のターミナルに入るとすぐに見えるのがこの庭園。空港の中にこういう場所があるなんて、ちょっとめずらしいかも。この庭園付近には降りなかったのですが、やはり池には「鯉」がいたのでしょうか。


 ちらっと横を向くと、遠くに飛行機の尾翼がよく見えます。日本の空港と違い、それぞれの搭乗口付近まで行く通路には窓がありません。 乾いた風が流れ込むので、心地良かったです。



 ここも搭乗口まで移動する途中での1枚。窓が無くてオープンと言うよりは、なんとなく普通の道ばたを歩いている感じすら見えます。
 遠くに見えるのはダイヤモンドヘッド。空港はホノルル中心部より離れたところにあるのですが、それでもよく見えていますね。


 帰りの飛行機はエコノミークラスでも映画が見放題。なので見たくて見れなかった映画を2本も見て(^^;、ゲームなんかもやって、8時間もの飛行機の中ずっと寝ないで過ごしていました。機内食で日本そばが出てきたとき、(量はちょっとだったけど)その味の懐かしかったこと! だんだんと日本に近づいて来てる実感がわいてきました。


 移動時間は8時間でも、時刻のズレは4,5時間。しかもいつのまにやら日付が1日進んでた。


 日本に帰国! でも成田空港に降り立ってみると、いつの間にか日本のモードに戻ってきていましたね。成田エクスプレスも、京急も、その先のバスでも淡々とした移動。家に着いたときも「いやぁひさしぶり!」とは思ったけれど、留守電が1つもなかったのはちょっと残念だったなぁ。。 そしていつの間に、旅の疲れがどっと出てきたみたいで、その日、そして翌日(23日)も、ずっと横になって休んでいた気がします。  心配していた職場復帰も、それほど後遺症(?)はなかったものの、体力回復までには時間がかかりました。


 でも・・・ 今回の海外旅行はかなり良かったですねぇ。どこに行ってもいい景色。料理はおいしかったか・・・と言えばそうではないかも知れないけれど、量は充実していた。日本の旅行ばかりが好きで、海外はあまり気が乗らなかったんですが、行った先では日本では絶対できなかった体験ばかりだったと思います。 ハワイは海外旅行の定番で「日本の飛び地」とまで言われているけれど、それでも行く先をいろいろと変えてみると、ガイドブックでも見られないような面白い発見とか、いろいろありましたね。

 そして何より「ホノルルだけの滞在にしないで良かった。」  旅の目的を「自然を見に行きたい」って所にしたのが良かったからでしょうか。ホノルルの中だけでは「本当のハワイ」を見ずに過ごしていたかも知れません。他の人がハワイに行くことになっても「オアフ島だけじゃなくて、他の島にも行ってみた方がいいよ」と、今後絶対薦めると思います。

 今回は新婚旅行のための特別な休暇を利用していったのですが、また行くときも期間を長くして長期滞在指定みたいです。マウイのようなリゾート地に、あと何回行けるかはわからないけれど・・・




 あ、今回は文章があっという間に終わってしまったので、余りを使って道中気になった小話などいろいろ書いておきましょう。


今回我々はマウイ島で3泊、ホノルルで3泊という日程だったのですが、マウイ島にいたときから最後の飛行機まで、ずぅーーーーっと同じ行程で移動していた親子連れがおりました。特にあいさつなどしなかったのですが、あちらもおそらく薄々気づいていたことでしょう。旅行会社の選び方によっては、こんなことも良くあるのでしょうね。


ハワイではホテル以外にも、入口のドアや窓のない建物が多く、意外にオープン。ホテルなど宿泊客でなくても誰でも自由に入れてビーチの方に抜けられる感じ。 空港ですら入口ドアも窓もなかったですからね。 こっちの方は気温が高くても湿度がないので風が気持ちいいんです。だから冷房を入れるよりも風が抜けられる構造の方が快適で経済的なのかも。

ハワイでも日本のTVは見ることができます。でも実際見たのはNHKとフジ系だけ。いちおうハワイ滞在者向けに作られた番組構成だったのですが、フジの方は朝のニュースを夜まで何回も繰り返し放送している感じでした。CMも「地方CMのハワイ版」みたいな感じで簡単な映像とナレーションしかないものがほとんど。その中で「『TVCMを見た』と言ってくださった方には50%OFF!」と高らかに宣伝していた宝石店があった。なんかうさん臭かったけど・・・


滞在中はよく水を買っていました。日本と同じペットボトルで1$。他のコーラやジュース類は2$ほどで、水だけ安いです。ハワイの水は本土よりきれいとは言え、飲み水には向いていないようです。 マウイのホテルでは特典として毎日支給されていたのですが、外出の際には必ず持参していないと不自由でしたね。


マウイ島でもホノルルでも、噴水のある池や庭園のような広場の池の中には必ず「鯉」がいました。 日本人客が多いから?しかもその「日本人は鯉のいる池に高級感を持っている」とでも思っていたのだろうか?? とてもアメリカ的な雰囲気は見られなかったのですがね。


ホノルルのホテル内にて、なぜかウエディングドレスを着てフロント付近を歩き回る新婦らしき若い女性が。しかも毎日誰かしら。  「ハワイで挙式」は良くある話ですが、会場への移動や時間調整などがうまく合わなかったのでしょうか。 なんか結婚式前後に慌ただしく廊下を移動する花嫁さんはあまり見たくないのですが。。


アメリカ人の夫婦はどんなに年老いていても、歩くときは手をつないでいる方々がほとんど。日本ではそういうことはまずありませんね。どこに違いがあるのでしょうか? 我々のような「新婚旅行」できている人たちは手をつないで歩くこともあるのでしょうが、それも若いうちだからできることか。我々はそんなに若くないかも知れないけれど、でも年を重ねるごとに、手をつながなくなるなんてことはあまりしたくないですね。
 (写真の人たちは手をつないでないけど・・・)



そんな中・・・ マウイ島のホテルでピンクのシャツで揃えた日本人らしい老夫婦を発見!! ちょっと痛々しい雰囲気ではありましたが・・・ ハワイだからこそできたことなのか?? さすがに手はつないでいなったのですけれどね。


なにかとどうしていいか分からないのが「チップ」。 ベッド掃除をお願いするときに枕に忍ばせておくというのは良くある話。 ですが、3泊もしていると毎日毎日変える必要もないわけで、ホノルルでのホテルでは2日目の朝にチップを置かず、偶然居合わせた掃除の方に「ベッドは何もしなくていい」と話しておきました。 「チップを置かないとサービスしてくれない」という解釈をちょっと変えた感じです。 そうしたら、夕方に帰ってきたときに、メモ書きに" Thank you ! "のメッセージが書かれてありました。毎日クリーニングするのは煩わしいと思っていたのは我々だけではなかったようで(^^;。(でも枕と布団のメーキングはされていたけど)


・ではレストランではどうなのか? ハワイではだいたい精算の時に、レシートの中に「チップを書く欄」があるのですね。そこでサービスに応じて15〜20%位でチップを追加します。その分だけ現金でもいいし、全ての合計をカードで払ってもOK。電卓を持ってきておいて良かったです。 タクシーでも必要になりそうなのですが、旅行会社手配のタクシーなら料金に含まれているので、あえて払う必要はないみたいです。



もう一つお金について。支払いは、たいていの店でカードが通用しますが、10$とか20$程度の支払いでもカードというのはどうなんだろう・・・ σ(・・;の場合は安価な買い物でのカード払いができず、現金を持ち合わせておいた方がいいかなと思ったのですが、防犯の意味では余り良くないみたいですね。(現地ではそんなに危険な目には遭わなかったのですが) 初めは現金全てを持ち歩かず、ある程度は金庫にしまっておいたのですが、小銭や1$札が無くなると結構苦労しました。

ハワイのあいさつ 「アロハ〜」はよく知られているのですが、今回の旅行で覚えたのが 「マハロ〜」というもの。 「ありがとう」と言う意味でよく使われていました。これに、手を握った状態から親指と小指を伸ばし、左右に振る動作をすると、地元の人たちにお礼を言うときの気軽なあいさつになります。(KONISHIKIがよくやってるポーズ)
 ”トロリー”の運転手さんなど、気さくで明るい人たちばかりだったので、降りる際のあいさつによく使っていました。


「お買い物するならABCストアーで」と書いてあるガイドブックをよく見かけましたが、これほど多くのABCストアーがあるとは思いませんでした。目立つところに大きく構えているのかと思ったらそうではなく、コンビニ規模でどこにでもあるのですね。本文中にも出てきていますが、食べ物や生活用品、衣類に土産物までだいたい揃います。ホノルル市内なら日本食の割合が多いですね。



 長らく読んでいただきありがとうございました。 これだけ思いの詰まったハワイ旅行。とても有意義に過ごしたと思います。今ではこれらの思い出が全て「夢のよう」ですが・・・




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