(4日目)


椰子の木の上に見える赤いものは・・・?
 ハワイに来てから毎朝早起きです。今朝は起きたら嫁さんがなにやら不思議な光景(左)を写真に撮っていました。 夜の間は風は涼しいのですが、波の音とか誰かの歌声とか、こういった何かの作業の音とかで窓を閉めておかないとなかなか眠れません。まあ冷房をつけておけばいい話なのですが。

 もうすっかりお気に入りの朝食なのですが、さすがに3回目となると覚えるようで、今回は今までよりちょっと少なめ。デザート代わりのパンを少なくしただけなのですがね。でも今までと違うのはのんびりと過ごせないことでした。


 今日は朝から移動です。マウイ島に別れを告げ、ホノルルに行きます。荷物は前日がオプショナルツアーで忙しかったので、その前からすでにまとめておいてありました。まず大きな荷物だけを部屋の外に出しておくのですが、回収なのか盗まれるのか分からなくてとっても不安。いちおう「荷物を出したらその場で待っている必要はありません」とのことだったのに、ドアを開けて様子が聞こえるようにはしておりました。

 しばらくしてから、我々もチェックアウトして空港に向かいます。リゾート地の中にあってにぎやかだったのですが、これほどまでに豪華なホテルに泊まれるのは今後何度あることか。ここに来てからわずかな滞在だったにもかかわらず、思い出がいっぱいできました。

 バスで再び山小屋のような小さい空港へ。ここからの眺めはホテル街が一望できてなかなか良いですね。いつまでも目に焼き付けておきたい風景。また何かの折に来れたらいいですね。さよならマウイ島。


 空港から左を向くと、我々のいたホテル群が見えます。遠くから見てもリゾート地のような贅沢なところ。海の向こうに見えるのはラナイ島。
   

 右を向いて見ても、やはりリゾートホテル群。ビーチやゴルフ場が多く、天国のような居心地のいいところなのでしょう。


 島間の移動なので、飛行機ではあるのですがフライトはわずか30分。再びホノルル空港へ。初日に来た時には右も左も分からず、ただただボーっとしていたばかりだったのですが、このときはもうハワイの雰囲気にも慣れ(たつもり)、どこに行って何をすればよいかもしっかり計画していました。


 ここでは日本人スタッフと合流して、荷物を持ってタクシーで次のホテルに向かうのですが、途中旅行会社のサービスカウンター等がある「アロハタワー」に寄ることに。タクシーの運転手の方は年配の方だったのですが、日本に在住していた頃もあったらしく、一見すると日本人の方のようでした。話好きでいろいろなことを道中しゃべっていたのですけどね。


 「・・・マウイ島に行ってきたのですか? それは良かった。あそこには『ハワイの文化』がまだ残ってる。景色も良かったでしょう? 男性なら3日で退屈になっちゃうだろうけど、本当の『ハワイの文化』を見たいのなら、(ホノルルのある)オアフ島以外の島に行って見た方が絶対いいですね。 ホノルルはすっかり都会になっちゃって、ビルもいっぱい建ってる。こっちの方は全然『ハワイの文化』なんて気がしないです。 ホノルルでも郊外に出れば、『ハワイの文化』は残っていますけどね。」

 この言葉、今後(タクシーを降りてすぐから)非常に強く「そのとおりだな」と感じさせることとなっていきます・・・




 アロハタワーでは、先ほどのタクシーの運転手さんお勧めの日本食レストランへ。その途中、建物の中をあちこち歩いて回ったのですが、感じはホエラーズビレッジを大きくしたような、小さい店やレストランがいくつもいろいろ並んでいるような感じでしょうか。”タワー”らしき塔は別なところにあり、高いところに上ったわけではないのですが、港に面した方は都会的なまた違った眺めでした。
 ホノルルの港を出る大きな貨物線。その上には離陸したばかりの飛行機も見えます。


 さて、この中を歩いているうちに気になるのが日本人の数。9月の連休近くとはいえ、ここ数日は平日のはず。なのにすれ違う人たち、どっちを向いても日本人、日本人、日本人ばかり・・・ ツアー団体客でも押し寄せてきたのか?? そして日本食レストランの周辺は、その日本人観光客であふれ返っており、なんだか「ここは本当にハワイ??」と思えるくらい興ざめてしまって、ホノルルに着いて早々がっかりしてしまいました。

 (嫁さんの話によると、トイレの中でも 「○○さんにみやげ! 2000円くらいでいいかねぇ〜」 みたいな話を大声でしているおばちゃん集団にあったらしく、非常にがっかりしたとか)

 日本食レストランは(日本人ばかりで)とても混雑していて入る気にならず。別なレストランに行ったのですが、そこでも客の半分以上は日本人のようでした。「もういや!」とばかりにさっさと食事を終え、ここから”トロリー”でホテルに向かうことに。

 “トロリー”と言うとトロリーバスのような気もするのですが、実際はかつて走っていたトロリーバスに似た形に作られた普通のバスです。ハワイらしく、窓がないオープンな作りで風を受けながら乗ることができます。 が、この“トロリー”も、日本の旅行会社がこのツアー客のために押さえてあるものだったらしく、我々は配られたカードを見せれば乗れるのですが、それ以外の人は乗れないみたいでした。

 と、いうことは・・・?


 これが”トロリー”。ロサンゼルスなどで見るケーブルカーにも似ていますが、実際はバスです。昔の車両の作りに似せている分、ちょっと背が高め。
    

 車内は日本人だらけ。もちろん注意書きも、停留所を記した路線図さえも日本語。広告も日本語。これではなんだか・・・・


 “トロリー”はホテル前までは来ないので、DFSギャラリアという免税店前で降りて、そこから歩いて移動。その前に、この免税店に入って飛行機でもらった引き換え券を渡すと、○○○のチョコレートがもらえるそうなのでそれならと入ってみました。3階で無事にチョコレートはもらえたのですが、建物の出口が分からない。どこだどこだとうろうろしている間に、この階を1周。ようやく2階に下りたところでまた出口が分からずこの階を1周。なるほど、一度入ったらこの建物の中を「くまなく」見て回らないと出口にたどり着けない構造になっているのですね。なかなか商売上手。しかもあからさまな日本人向けの建物のような気もしました。

 さて、ホテルでチェックインを済ませ、ひとまず部屋と外の景色を見てみますか。


 客室はオーシャンビューではありますが、ワイキキビーチが見えない方を選んだためちょっと安め。この辺りはちょっと砂浜が少ないかなと下を見てみると・・・
      

 ホテルの敷地内には、やはりプールと周りに日焼け用のイス。屋根のあるところはレストランがあり自由に食事ができるようになっていました。
 それにしても・・・ 真下を見下ろすと落ちそうで怖い。。 何しろ部屋は26階でしたから。


 で、これから(この時点で午後2時くらい)どうしようかと言うと・・・


 やはり楽しみは「ショッピング」なのですよ(^^;。

 で、行きたいスポットはいくらでもあるのですが、、この日はホノルルでも最大級の「アラモアナショッピングセンター」に行くことに。ここは有名ブランドの店が一堂に会しているところらしく、行かない手はないと言うくらいの大規模なショッピングセンターとか。再び“トロリー”で移動し(ホノルル市街は何かとこのトロリーが使い勝手が良いのですが、そのほとんどが1旅行会社が借り切っているようなもので占められており、我々はその旅行会社を使って来たので便利に使えたと言う感じ)、さっそく中に。といても、建物は外壁がなくて、個別の店が連なっているようなものでした。


 さぁどこから回ろうか・・・ お目当ては嫁さんの誕生日プレゼント代わりの○ッチの定期入れ。その前にもスポーツ用品を探したり、喫茶のようなところを探して軽く休んだり・・・ あと、トイレを探したかったのだけれどこれに苦労したり。あ、もちろん訪れているほとんどが日本人だったのですが、ここではアメリカ人もそれなりにいたようでした。 (ようやく見つけたトイレの近くでは、歩き疲れたおばちゃんが椅子の上でぐったりしてた。なんだかなぁ。。)

 ○ッチの定期入れは無事購入。ちょっと予算が余ったので私の小銭入れも買おうと更にあちこち散策。あまりブランドの良し悪しなど知らないのですが、そこは財布と相談しながらいろいろ見て回りました。なんだかうかつに入ると「買え!!」みたいに脅されそうなところばかりだったけれど(^^;、最終的にはいいものを見つけられたので、これはこれでよかったです。

 ところで、我々の共通の趣味として、アメフトのプロリーグ(NFL)を見ることがあると前にも書いたような気がしたのですが、当然この辺りでもNFLのTシャツなど売ってるところがないか?続けて探してみました。 店はほどなく見つかったのですが、品揃えがなかなかない。うーん、ハワイじゃアメリカ本土のようには・・・ とも思えたのですが、選手のユニフォームの方がお目当てのものがあったので、しかも日本で買うよりも1/3近くも安い!? 迷わず買いました。

 もちろん嫁さんにもお目当ての選手のものを・・・ ですが、サイズを合わせたら「キッズサイズ」でした(^^;。アメリカンサイズは大きめに作られているので。。

 ブランド品よりもユニフォームの方に興奮気味のままショッピングは終了。来月のカード明細が怖いけど。。 続いてはガイドブックで気になっていたデザートを食べるためにしばらく街中を散策。このとき歩いた道は“トロリー”では行けない道。裏通りと言うわけではなかったのですけどね。
 
 ←のような、ホノルル市内に大きな川があるなんて、全然知らなかったけど、ここはここで都会らしいいい景色でした。


 で、お目当ての店は・・・ 移転?? 情報も分からず、店の跡地でたたずむばかり。相当楽しみにしていた嫁さん、かなり落ち込んでいました。後はもうホテルに戻るしかなかったのですが、ここからは一般市民の足である普通の路線バスに乗ることに。こちらの方はよく分からなかったので、ガイドブックを見ながら「運賃は2$均一」「車内ある“ひも”を引っ張るのが降りる合図」であることを覚え、多少不安ながら利用してみました。さすがに車内には日本人がいない・・・ なんでこれだけでほっとしてしまうのでしょう??(^^;

 ホテルに戻ってみると、やはり新婚旅行記念のスパークリングワインが。フロントに言って届けてもらうのですが応対がちょっと悪かった。そしてこのワイン、マウイ島でもらったものと同じだなぁ。まぁいただきものなので贅沢はいえないのですけどね。

 というわけで、この日はレストランに行かずにABCストアでおかずになりそうなものを調達してきました。このABCストア、日本のコンビニのような感覚で買い物ができるのですね。しかも日本人相手のおにぎりや麺類まで・・・ なのでそこらへんからいろいろ買い、日本との違いを見てみることにしました。


 カップヌードルです。ラベルは日本でもおなじみですが、紙のパッケージがあるのがユニーク。味も2種類でビーフ入りとエビ入り。なぜかグリンピースもありました。
    

 その他にはサンドイッチとおにぎり。これがワインの「おつまみ」(^^;。このときは買わなかったけど、日本そばやカップ焼きそばまで売られていました。


 マウイ島からすっかり変わってしまったホノルル周辺。日本人の割合が増えたことにすっかり落胆してしまい、疲れたもののショッピングに十分楽しめた一日でした。



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