(3日目)
今朝も7時頃起床。旅行中は、なかなか寝坊することがありません。家と違って、気にせずに”冷房”をつけっぱなしにできるからか?? さっそく昨日以来お気に入りになってしまった朝食を食べにレストランへ。今日は昨日食べきれなかったものも見てみようかなぁと思っていたら、メニューの中に”ご飯”があることを発見!! やはり日本人って、ご飯がないと生きていけないのですね(^^;。 味噌汁もあったけど、さすがに納豆は・・・ と言うことで、野菜や肉、卵料理に混じってご飯&味噌汁。もちろん箸で頂きました。日本のホテルの朝食と同じですね。でも味噌汁の味付けがちょっとしょっぱかったかな。
さて・・・ 今日はオプショナルツアーで、この島の最高峰であるハレアカラ山に向かい、夕日と星空を見るツアーと言うものに参加する予定ではあったのですが、集合時間が午後3時なので、それまでは時間が空いておりました。ラハイナの街は昨日見てしまったし、さてどうしよう? ということで、ひとまずフロントにある日本語対応カウンターへ。ハワイでも決して有名ではないところのように見えるのですが、旅行会社が押さえているホテルである以上、旅行客に柔軟に対応できるスタッフがいたほうが・・・と言うことでしょうか。いずれにせよ何かと頼りにしていた方々なので、何か相談事があるとすぐにお願いしていたんです。
その前に、ちょっとホテル周辺のビーチを散策。
日中なら多くの海水浴客で賑わうのですが、この時間は朝早かったので人もまばら。遠くに見えるのはモロカイ島です。 |
この辺り、ヨットや船もおおく停泊しています。浅瀬なので接岸はできないのですが、小さいゴムボートに乗り換えて上陸しているようです。 |
ホテルに戻り、地図とバスの時刻表をもらいあちこち探してみると、ラハイナより先のマアラエナと言う場所に水族館があるらしい。さっそく行ってみることにしました。バスは昨日の送迎バスではなく、誰でも利用することのできる一般路線バス。運賃は1$均一なのですが釣りが出ないためきっちり1$を用意する必要があります。途中ラハイナで乗り継ぐため2$いるのですが、手元には1$札が1枚しかなく、小銭をかき集めてようやく乗ることができました。 |
水族館の入口。あまり大きな建物でもなく、町外れだったのでそれほど賑やかでもなかったのですが、入場料が$25-だったのはちょっと痛かった(^^;。 |
この中に魚がいるのですが、どこだか分かりますか?アメリカ人カップルは悪戦苦闘していましたが、嫁さんはすぐ見つけてしまいました。 魚は近海にいる、珊瑚に体を似せて隠れているもの。 |
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アオウミガメの泳ぐプール。実際にこの付近の海に泳いでくることもあるそうです。このプールの右側は半地下になっていて、水の中を泳ぐカメの姿も見れます。 |
こちらはシュモクザメですね。こちらもプールの上からと中からの両方とも見ることができます。 でも小さいサメとはいえ凶暴ですから、あまり近寄りたくない。。 |
とにかくこのバスの時刻表、見方が良く分からず本当に時刻通りに帰れるのか心配だったのですが、一応大丈夫でした。始発の停留所なんか3,4分遅れくらいあたりまえだったけど、ずいぶん余裕を持って時刻設定してあるようで、戻ってきた時には時間どおり。
で、このバス停があるのもやはりホエラーズビレッジの近く。昼はずいぶん過ぎていたのですが、朝が「がっつり」な分、なかなかお腹がすかない(^^;。なので、ちょうどこの中にあったマクドナルドで食べてみることにしました。同じ店でも、アメリカの方はどうなんだろう??
ちょっと絵柄は違いますが、マックのマークと色づかいはおなじみですね。アメリカ独特なのは、ポテトにケチャップが付いてくることでしょうか。 |
中身を開けて撮影。左側がビッグマックで$3.99-。右が日本で言うとダブルバーガーに近いものでしょうか。なのに値段は$4.95-とちょっと高め。パンの大きさは日本とあまり変わらないのですが、ハンバーグがはみ出ているのが見て分かるでしょうか。 |
・・・思ったのですが、アメリカはいろんな商品に“$○○.99−”っていう値札をつけることが多いみたいです。日本でいう\19800-とか\39800-みたいなもんですかね。お得感を見せているつもりなのでしょうが、実際に払うときは札を多めに出さなければならないのでがっくりします。
さあ、いよいよオプショナルツアーに参加。ハワイとはいえ3055mほどの山に登るので相当寒いらしい。
この日のために厚手の服などを準備していたのですが、ジャンパー類の防寒着は貸し出ししてくれるので、麓までは半袖でいいかと楽なスタイルで出かけました。
ツアーに参加したのは夫婦かカップルと思われる人たちばかり。やっぱりね(^^; 我々を含めて4組。最初、島内の最大都市であるカフルイに向かい、そこから乗り換えて山頂を目指します。ここでツアーの案内役の方に代わったのですが、この方が運転手兼、ツアーガイド兼、天体解説者と言う優れものの方。見た目は20代後半のちょっと痩せた頼りなさそうな男性だったのですが・・・ もちろん全て日本語ですよ。
カフルイの街を抜けて山裾に行くまでの間は、ずっとサトウキビ畑が続きます。遠くに見えるのが今回登るハレアカラ山。 |
海抜のないところから3000mを越える頂上までの道は、約60kmあまりで世界最短だそうです。初めはサトウキビ畑、次に上層階級の別荘地、それが過ぎると写真のように牧草地帯となっていきます。 |
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銀剣草(シルバー・ソード)と呼ばれる草。これで花が咲いている状態です。ハワイでも高地のこの辺りと、ヒマラヤにしかない貴重な植物。 ハレアカラ山の山頂付近は稀少な植物が多く、特別保護区になっていて、中に入るには入場料がかかります。 |
山頂に着く前に、日の入りまでちょっと時間があったので噴火口で一休み。これだけしみじみと噴火口をみることなどそうそうありません。 さすがに3000mを超える標高で、ここがほんとにハワイなのかと言うくらい寒くなってきました。 このあたりからぼちぼち記念撮影などお願いしていたのですが、ツアー案内のお兄ちゃん、どんな気持ちで撮影してくれたのやら・・・ |
この山は山頂まで車で行くことができるのですが、山頂の景色の方があっけなく、周囲が雲で覆われていたこともあって、様子を見てからすぐに噴火口近くの駐車場まで戻ってきました。夕日&星空を見る場所も、こちらの方と決めていたみたいです。
ハレアカラ山頂からの眺めは、噴火口が見えにくくなっている分あまり魅力的ではないかも。この山は磁気の強い土や石でできているそうです。 |
山頂付近を振り返ると、今まさに雲海の中に日が沈もうとしているところ。標高3000mともなると、雲は山頂よりも下の方に集まるので、このあたりは天気が悪くなることはまず無いそうです。 |
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噴火口近くにあるビジターセンターに降りてきたところでもう一枚。噴火口は別な方向にあって、この辺りは何もない溶岩などが転がっている地帯。 |
ビジターセンターから噴火口はすぐ近くなのですが、そこに移動している間に夕日が隠れてしまいました。それでも、雲がしたにある分、すぐには暗くならずにしばらく空の色の変化を楽しめました。 |
日の入り後はバスの中で弁当。日本人客向けのツアーであったため、ご飯にチキンカツと細々したおかずの入った、日本でよく見られる普通の惣菜弁当でした(でもお米はカリフォルニア米だったらしい)。ただ、どうも食欲があまり出ない。高地にきて空気が薄いからか?? 何とか食べきった感じですが、嫁さんは少し残したみたいです。その間、ツアー案内のお兄ちゃんはせっせと天体望遠鏡の準備をしておりました・・・
(ここから先は夜のため写真がありません。実際に見てみたい方はぜひ現地へ!!)
まだ夕焼けの消えきらないうちに出てきたのは金星と木星。惑星なので太陽からの光を受けているのですがすでに明るいです。と思っていると、反対側の北の空には北斗七星やカシオペアなど。まずはお決まりの北極星の位置を押さえて、周辺をじっくりと見ました。望遠鏡は2種類あって、展望台などでよく見る双眼鏡の大き目のものと、本格的な星を見ることのできる、直径が30cmもあるような大きな天体望遠鏡。これで次第に現れてくる星をいろいろと見ていました。
さて、3000m級の山ともなると、雲は頂上よりも下の方なので、周辺は澄んだ晴れ空なのですが、空の一部だけ何かが霞んで薄いもやもやの線のように見える・・・? と思ったら
それが、天の川。
もちろん、これも天体望遠鏡でじっくりと見ました。煙か雲のように見えるもやもやも、実際は星の集団。天の川を挟んで輝く七夕の星を見つけたりしているうちに、話題が星座のほうに移り、参加したメンバーの星座をいろいろと探したりもしました。冬はオリオン座が定番なのですが、夏に、星占いの星座で最も見つけやすいのは「さそり座」なのだそうな。ちなみに私の星座である「おうし座」は、この時まだ出ておりませんでした。。”スバル”とか見てみたかったんだけどな。
星占いに出てくる星座はすべて黄道上にあるとか、1個に輝いて見える星が、よく見てみると実は2連星で何年か周期で位置が入れ替わるとかの薀蓄をいろいろと聞き、”スバル”ではないんだけれども星団の並びとか、「星の死んだ跡!?」のようなドーナツ型の星雲のようなものを見たり。普段はなかなか見ることのできない星空を解説付きで見れたと言うのは、本当に貴重な体験だったと思います。 残念ながら、南の空に見える”南十字星”は時刻が合わずに見ることができませんでしたが・・・
そういえば、月もまだ見ていなかった。
暗い中を無理して噴火口近くまで行ってみたのですが(落ちたら最後だったけど)、残念ながら見えず。帰る時間が近づいてしまったので、少し降りたところで場所を変えれば見えるでしょうということで、ひとまず噴火口とはお別れ。 道路は全て舗装されているのですが、街頭までの設備はないため道中は真っ暗でした。カーブとか怖い・・・ 山の中腹には牛がいるので衝突事故なども怖いそうです。
月は帰り道の途中で見ることができました。さすがに大きな天体望遠鏡なら、月のクレーターのぼこぼこまでくっきり見えますね(^^;。これで一通り天体観測は終わり。あとは今来た道をずっと帰るのみです。
帰り道は途中交代なく、ホテル直行。早く帰りたいのか、運転はちょっと乱暴気味でしたが・・・ さすがに参加者は皆さん撃沈したらしく、私自身も目がさめた時には宿の近くの街まできていました。 あの頂上の寒さはなんだったんだろう・・・というくらい気温が上がったけれど、夜も風がさわやか。いつもより寝る時間は遅れてしまったのですが、参加者皆さん、ずいぶんと幸せな気分で寝ることができたと思います。
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