渚滑線の廃線跡巡り


 オホーツク海に面した渚滑(しょこつ)から、渚滑川沿いに山間に入り北見滝ノ上に至る34.3kmの路線で、大正12年11月に開通。廃止は昭和60年3月31日。海沿いの路線でないだけに風光明媚なところは少なくあまりインパクトのない路線ではありますが、奥の方には路線や駅の跡が多く残されていました。

(撮影日:2000.8.13)


(上渚滑駅)

 駅跡地には公民館と老人福祉センター、写真手前にあるのはバス待合室で、右側には渚滑線に関する資料が残されていましたが、中に入ることはできず。
(上渚滑交通公園)

 上の写真から右の奧にある公園で、駅名標や踏切、信号機などが残されていました。
 ホームは新しく作られたもので、レールの場所も元の路線とは全く違うところにあります。
(滝ノ下駅)

 上渚滑から、川沿いに西に方向を変えた先にあります。こちらもごく一般的な無人駅の待合室のみが残されていました。
(滝ノ下駅)

 裏手から見た写真で、ホームのようなものは残されていたのですがレールなどはなく、中も誰かの民家のように作り直されていたため、中に入ることはできませんでした。

 左側に薄い文字で「滝ノ下駅」と記されていた跡があります。
(濁川駅)

 駅舎のみが残されていました。現在では地元の集会所のような形で使用されているようです。

 駅は国道から入った市街地の奧の、材木置き場を通り越したところにあります。
(北見滝ノ上駅)

 鉄道資料館として、駅舎とレールが残されており、中には渚滑線の駅で使われていたいろいろなものが展示されていました。
 
 周囲は滝上の市街地で、ロータリーとバスターミナルがあり、その片隅にはかつて駅員の方が育てていた大きなニレの木もありました。
(北見滝ノ上駅)

 この駅舎の裏手にはレールとモーターカー、なぜか濁川駅の駅名標もあります。(北見滝ノ上の駅名標は表にあります)
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