その4 (8月16日) オホーツクごきげんロード
旧上興部駅は鉄道資料館になっており、駅舎もかなり詳しく資料などが展示されています。外にはホームと車両、その向こうに見える建物は福祉施設でしょうか。 |
ホームの周りには踏切の警報機や花壇など、こちらも保存状態はいいようです。車両はキハ27で、車内の一部は座敷となっていますが、中には入れるのですね。 左側遠くに見えるのが道の駅。 |
さて、今日は名寄に泊まるのですが、このあたりの道をまっすぐ走れば昼過ぎにも着いてしまう(^^;。というわけで、ここからはいろんなところを遠回りして、廃線跡&道の駅をあちこち回りまくりました。
ひとまずは名寄と逆方向、オホーツク海側の興部に向かいます。
山中から海側に抜けるルートなのですが、その途中で見かけたのが中興部の駅の跡。ずいぶんきれいに保存されています。 |
プラットホーム側。レールの跡はまったく見えません。周囲も畑ではなく、牧草地のようになっていました。 |
このあと、興部の道の駅に着いたあと、地元の名物の「だったんそば」を食べて休憩。ここから北の方に、海に沿って走っていきます。このあたりまで来ると、もう雲も少なくなり強い日差しが強くなってきていました。こういう晴れた日に海沿いを走るのは気分がいいですね(^^)。
興部から北には「興浜南線」という路線が延びていました。その途中にあった沢木駅の跡です。 周囲は公園で、駅名標の後ろに見えるのはホームだったところでしょうか。 |
この沢木駅近くにあった日ノ出岬からの眺め。 このあたりにはキャンプ場や海水浴場、展望台などがありオホーツク海を広く眺められるところ。 |
ここから先は雄武、岡島と道の駅を回りました。このあたりは以前にも行ったことはあるのですがほとんど覚えているところはありませんでした。他のところに比べて道路と海の間が近く、眺めが良かったです。朝からあわただしく走ってきたのですが、このあたりだけはじっくりと海を見ながらゆっくり走っていきたかったですね。
ここから名寄に引き返すことにしたのですが、今まで通ったことのないルートをと言うことで、オホーツク海とお別れし、内陸側の仁宇布(にうぷ)の方に走っていきました。この間は何かの廃線跡があったわけではなかったのですが(天の川トンネルは通ったけど(^^;)、この仁宇布から先は美幸線という路線がかつて走っていました。
仁宇布は、かつての美幸線の終着駅でした。今ではレールが残されており、そこをトロッコが走る「トロッコ王国」があります。 |
ホームの跡に残る駅名標。奥にはなぜか寝台電車のサハネ583が置かれています。車内は半分が寝台、残りは座席にセットされていました。 | |
この仁宇布からは西へ、美深に向かって走っていったのですが、美幸線の廃線跡はこの道路に沿ってのびています。トロッコ用にレールは残されてはいたのですが、その先にも橋の跡などは残されていました。写真は辺渓(ぺんけ)近くにあった小さな橋の跡。変電施設のようなところの中にあったため、金網越しにしか見ることができませんでした。 |
美深の道の駅に寄ったあと名寄に向かったのですが、北海道に行くと日の入りの時間も変わるし、車を走らせるスピードも変わるので(え?)、1日に回れる範囲、目的の地点に向かうまでの時間がさっぱりわからないですね(^^;。それにしても、この日は予定よりもずいぶん長く広いところを回れました。あわただしい移動ではあったのですが、見るところ全てが記憶に残りましたね。
北見−湧別−紋別−滝上−西興部−興部−岡島−仁宇布−美深−名寄 413km