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その2 (8月14日) 日高&十勝 ごきげんロード






 今日はとってもいい天気でした。この日もさとみさんがついてくることとなり、2人で札幌を出発。北海道の南縁を通る予定だったので、早めに出て高速で日高地方に入りました。
 空に雲がないくらいいい天気と言うこともあって、日高方面の道路は景色が良く最高!!  広々とした牧場の中で、のんびりと馬が草を食べている風景はいかにも日高らしいですね。以前はやや中途半端な(波が立ってたかな(^^;)天気の中だったので、これくらい気分が良く走れたのは良かったです。 
 今年の北海道はそれほど暑いわけではなかったので、冷房をかけずに窓を開けて走っていました。

 ここからは「道の駅スタンプラリー」をすべく、道路沿いの「道の駅」を細かく回りました。日高地方は3カ所。途中の新冠村にある道の駅では「レ・コード館」という、昔のレコードを多数展示している博物館(試聴室もある)を併設しているところがあり、以前訪れたときには大変感激したものでしたが、今回は展示内容が変わっていたこともあってちょっとつまらなかったかも・・・(^^;。 その先の三石町では道の駅の中で食事をし、多少場所は違いますが、本場の(?)「豚丼」をいただきました。


 ・・・・今回はおおざっぱな行き先しか考えていなかったので、この時点ですでに午後1時をすぎていることを気にして、今回は「襟裳岬」はパス。山内の短絡線を通り、十勝側へと抜けます。
 広尾駅も行きたかったのですが、同様の理由でパス。ひとまず最初に「大樹」町へ。ここではまず先に道の駅に寄ったのですが、最近できたスーパーの一角にあるような感じで、機能的ではあるのですがなんだかいまいちインパクトがない。で、このあたりは「確か昔の鉄道の駅があったはずだが・・・」と思ってみてみたのですが、駅の跡は残っていたものの、一緒にあった客車は消えてしまい、駅舎の中も閉められて入れない状態になっていました。
 周辺は妙に整備され、芝生だか公園のようになっていました。
(なんだかとっても寂しかった・・・)

 次に「忠類」という地に。ここはナウマン象の骨が発掘されたことで有名な場所で、道の駅近くに「ナウマン象記念館」もあります。道の駅自体はそれほど大きいものでもないのですが、こういう施設があると、気になって寄ってみる人も増えるし、地元としても宣伝効果がありますから、なかなかいいですね。
 こちらも、ちょっと先に行くと、かつての街中にあるんですよ(^^;



 この写真は旧国鉄広尾線の「忠類」駅の跡。色は塗り替えられてはいるものの、構内には貨車が何両か置かれてあり、駅舎の中も入れる状態になっていて当時の時刻表なども残っていました。さとみさんもこのあたりの跡地に関しては興味を持ったらしく、整備の良さもあってあちこち見て回っていました。

 ここから先は道の駅と、かつての鉄道の駅を一緒に回ります。「さらべつ」では道の駅、「中札内」では道の駅と鉄道の駅を両方。↓の写真は旧中札内駅跡にあった公園内の貨車。以前に訪れたときと色が変わっていました。



 ここまで来た時点で、この日の道の駅は終わり。ですが、鉄道の駅ではかつて有名なところがまだ残っています。
それが↓の駅。多少道路から離れてはいるのですが、地元では大きな観光地らしく(?)大きな看板があったこともあって場所はすぐにわかりました。駅自体は小さいのですが、知名度が高いこともあって観光客がよく訪れており、屋台風の店もありました。


 旧「幸福」駅です。ここでは多くの人が幸福にあやかろうと自分の写真や定期券、名詞などを壁に貼り付けていきます。そのため建物は白く汚れているよう(^^;。
     

 駅名標です。おそらく当時のものそのまま。
 ここには気動車(キハ22)も2両ほど展示されているのですが、保存状態が良く車内に入ることもできました。


 今までのひっそりとしていた駅の跡とは対照的に、店や観光客の方などでにぎわっているこのあたりは、もはや「普通の」観光地のよう。有名になった切符が未だに売られているなど、鉄道の要素はあるにしても、本来の楽しみ方とは違うように感じました。

 次は「大正」という駅。先ほどの幸福駅ともう1つの有名な駅の間にある駅で、かつては(理由はわからないのですが)新幹線車両が置かれていたところ。現在ではすっかり整備し直されてあたらしいホームのようになっており、新幹線車両はすでにありません。


 このホームは当日つわれていたものか? 中に見えるベンチは背もたれが車輪のような形。周辺の柵も同じような形になっていました。
         

 こちらの駅名標は、明らかに当時のものとは違いますね(^^;。手書きなんですが、なんだか字が崩れているよう。


 日が傾いて時間もたっているので、早めに次の駅へ。最後に訪れたのは「愛国」駅です。幸福駅は無人駅で切符が買えなかったために、こちらの愛国駅で買った切符が有名になりました。こちらの方は昔は有人駅。駅舎もそのまま残されており、ホームには機関車もありました。


 愛国駅の駅舎の中には、かつて国鉄時代に使用されていた道具類が展示され、年表や昔の鉄道の写真も。
右側には有名になった切符の石碑が見えますね。
   

 大正時代に作られた9600型蒸気機関車。スノープラウをつけた大きなボイラの機関車はやはり迫力があります。


 今日の分はこれで終わり(^^;。ここからは宿のある帯広まで向かいます。もしかしたら他にもどこかあったのかもしれないのですが、長い道のりをあちこち走っていたのもあってずいぶん疲れました。 帯広と言えば「六花亭」とばかりに着いたところで行ってみたのですが、さすがに「さくさくパイ」は売り切れ(^^;。この日はお祭りだったようで、屋台の中をあちこち歩きながら、最後には地元の飲み屋に入って盛り上がったあとに、休みました。



      札幌−新冠−三石−大樹−忠類−旧幸福駅−旧愛国駅−帯広  330km  


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