山 寺



 山形市の郊外にあるお寺で、正しくは「宝珠山立石寺」(りっしゃくじ)といいます。文字通り山の麓から中腹にかけて建物があり、頂上の奥の院まで行くには1,015段もの階段を上がらなければなりません。(香川県の金比羅山よりも多いんですね)
 
 麓あたりでは大きな杉の木に囲まれ、上の方では紅葉と開けた町並みを見下ろすこともできる、山形県でも屈指の景観地でもあります。松尾芭蕉の俳句も有名ですね。

 訪問したときは、混雑を避けるために早朝にしたのですが、霧がかかっていたために遠くを見ることはできませんでした。が、朝靄のかかったお寺も幻想的でいいですね。

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(2004.10.31撮

JR山寺駅の駅名標

(JR山寺駅)

 玄関口にふさわしい自社造りの駅舎。待合室がいろり風で、写真右の上の方には展望台もあります。駅のホームからも、山寺のある山の中腹から上の方を見ることができます。





 
(根本中堂)
 
 駅からいちばん遠い登山口を上がると見えるのがこの建物。立石寺の本堂にあたる建物で、国の重要文化財にもなっています。正面には大黒様が座っており、頭や体をなでながら参拝します。
 比叡山から移ってきた「不滅の法灯」と呼ばれる燃え続けている火があることでも有名。


 
(日枝神社)
 
 上の根本中堂から登山口に行く途中にある神社。山寺を含む一連の山の守り神として建てられています。






 
(芭蕉句碑)
 
 ちょっと見づらいのですが、左側が松尾芭蕉、右側が弟子の河合曽良。中央には「閑かさや岩にしみ入蝉の声」という、有名な俳句が刻まれた碑が置かれています。
 
 根本中堂の隣にも、これと同じくが刻まれた碑があります。


 
(山門)
 
 いよいよここから、上の奥ノ院に向けて出発となります。
 鎌倉時代に建てられたものといわれ、小さいながらも重厚な作り。この周辺はまだ木々が多く、遠くに見えるまっすぐな杉の木が印象的ですね。

 この周辺にあるみやげ屋では、山形で有名な玉こんにゃくを「力こんにゃく」と称して販売しておりました。
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