Page.2

(西春別駅跡地)

 バスターミナルの一角に、「別海町鉄道記念公園」があり、この中では標津線の歴史に関わる新聞、雑誌や写真などほかにも当時使っていた駅の道具など、あらゆる資料が展示されています。
 入場は無料。
 (入ると、標津線に関する紹介文がテープで流れてくる・・・)
(西春別駅跡地周辺)

 上の写真の外には樺太帰りのD51、雪かき車、車掌車と、遠くにキハ22(右写真)、プラットホームと腕木式信号機、西春別とその周辺の駅名標などが展示されています。
 車両はいずれも中に入ることはできませんでした。




 
(光進駅)

 この辺りになると、もう民家は1、2件ほどしかなく、あとは広い牧草地帯。そのなかに防風雪林が見えたら廃線跡が残されている可能性があります。
 で、古い地図を頼りにその林の中をつっこんでみると・・・・!
 停留場のような駅でも、結構残っている所があるのですね。


 
(泉川駅付近)

 さらにその奧に行くと「泉川駅0.1km→」という道路標識は残っていたのですが、周辺には土砂に埋もれた建物がある程度で他には何もありませんした。(その建物も駅舎ではなさそう)
 で、林の中に入ってみると、ごらんの通り線路の跡らしき物しか残っていませんでした。(もう少し草木の茂っていないときに来れば、何かあったかも知れません)

 
(上春別駅)

 西春別に戻ったあとに標津方面へ。このあたりも広い牧草地帯の中にひとすじの林があります。
 光進の時と同じように、草むらに隠れてはいたもののプラットホームは大体残されていました。



 
(上武佐駅付近に残る鉄橋)

 中標津は空港もあり、かなり都会的。周辺は宅地開発がなされており駅跡は完全になくなっていました。

 そこから根室標津方面に行くと次は上武佐になるのですが、駅跡はなく近くのクテクンベツ川にかかる鉄橋は残されていました。
(上に上がることはできず)


 
(川北駅)
 
 駅跡辺りは広い駐車場と公民館のような所。バス停はありましたがバスターミナルと言うほどではなかったようです。
 で、駐車場の一角にはごらんのキハ22と手作りの駅名標(標津線の解説付き)。
 この車両は簡易宿泊施設になっていたようです。


 
(根室標津駅)

 標津町は根室海峡に面した港町で、ここに流れ出る川(標津川)は鮭が遡上する川として有名。
 さて駅跡なのですが・・・・・さんざん探したのですが見つからず、バスターミナルの奧にある広い荒れ地の中にレールと何かの機械の箱を見つけただけでした。
 もう少し草の少ない時期に訪れていれば、他にも何か見つかったのかも知れなかったのですがね。。。
前のページへ 「旅の写真館」に戻る トップに戻る