(畑作地帯)

 標茶に着く頃から、遠くに山が見える牧草地や畑作地帯になります。ここから先は摩周湖、屈斜路湖などの近くを通るのですが、残念ながら列車からは見えません。
(沿線にいる鹿)

 エゾシカです。
 列車が警笛を鳴らしながら急ブレーキをかけたら、まず線路に鹿が現れたと思っていいでしょう。
 沿線には湿原からここまで、さらにこれから先の山岳地帯にも鹿が生息しているようです。
(オホーツク海と流氷 1)

 川湯温泉−緑−札弦と山岳地帯を越えたあと、ふたたび畑作地帯を越え、知床斜里から先はオホーツク海沿線を走ります。
 冬のオホーツク海といえば、なんと言っても流氷。この辺りから乗客が次第に増えてきます。
(オホーツク海と流氷 2)

 斜里町は知床半島にも近く、流氷が最後まで残っているところ。
オホーツク海沿いの路線はいくつもあったのですが、ことごとく廃止されてからはこの釧網本線でしか流氷を見ることができなくなってしまいました。
(小清水原生花園)

 ハマナス、エゾスカシユリなどの花が咲く原生花園。見所は6〜7月あたりなのですが、冬に見るとまた湿原に戻ったような感じです。

 (運転手から許可を得て、前方の窓から撮影)
(オホーツク海と流氷 3)

 原生花園を過ぎると濤沸湖。写真はこの付近を前から撮ったものです。
 オホーツク海沿いの駅には喫茶店が併設されているところが多く、列車が来るまでの間に中でコーヒーなどを飲みながら流氷を眺めることもできます。
 オホーツク海が消えていくと、もうすぐ網走です。

 (運転手から許可を得て、前方の窓から撮影)
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