広尾線の廃線跡巡り


 帯広から南、十勝地方の海岸沿い付近の広尾まで伸びていた広尾線。昭和62年2月1日に廃止。
 この広尾線というと「愛国から幸福行き」の切符で有名だったのですが、現在でもこの2駅は観光名所。
しかし回ってみると、保存されている駅はまだまだあります。 今回訪れたときは広尾から帯広方面でした。

(撮影日:1999.8.12)


広尾線の停車駅です。写真のある駅はクリックするとその場所に行きます。


(蒸気機関車の動輪と広尾駅)

 動輪は、むかし広尾線で活躍していた(らしい)C11形のもの。
広尾駅は現在はバスターミナルになっていて、待合室はそのまま使用されており、反対側には広尾線の資料室があります。
 写真左側のホームあとは、昔は気動車などが止まっていたのですが、このときはもうありませんでした。
(大樹駅)

 実はこの駅、国道から少し離れたところにあり、車で止まったときに偶然見つけたところでした。
 駅舎は広尾と同じくバスターミナルになっており、きっぷ売り場もそのまま。
(大樹駅跡に止まる旧型客車)

 上の写真の駅の裏手には線路とホーム、そしてごらんの旧型客車(オハ62+スユニ60)と貨車が、なぜかブルートレインと同じ塗装で置いてありました。
 その周辺は公園になっており、レールの代わりに遊歩道、腕木式信号機もあります。
(忠類駅)

 この付近でナウマン象の化石が発見されたことから「ナウマン象の村」として有名になった忠類村。
 駅舎は村の中心部に近く、駅舎は小さいながらも鉄道資料室になっており、裏手にはホームと貨車がいくつか置いてありました。
この辺りは「交通公園」となっています。
(更別駅)

 この辺りは村の集落の中に駅があったのですが、路線の廃止とともに宅地開発がなされて、駅の跡地にはごらんのような石碑のみが建っておりました。
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