その6  (8月13日)

 朝から曇りだった。暑くならないかな。
 今日はゆっくりと旅に出た。一応釧路に行くことにはなっているが、途中経路をどうしようかは決まってなかったが。

 まずは北の方の足寄に向かってみる。昨日行ったルートと同じだが、道の駅は今回はパス。天気が気になったが霧雨程度でそんなに雨は降らなかった。
 山岳方面をよけ、広い農地の中を突っ走る。防風林が所々にあり、美瑛とかとはまた違う景色だ。一帯はほとんどがトウモロコシ畑。


道の駅から見た足寄湖
 と、しばらくしてから道が長い下り坂になってきた。この農地は台地にあったのか。坂を下るに連れて、谷間のような景色。木々も多くなってきた。
 そんななか[道の駅 足寄湖]へ。ここは足寄湖を見下ろす高台にあるが、建物がいくつかあって、どれが道の駅なのかわからない。中はチーズ工場になっているので上の方の建物かな。 といってみると、なかなか足寄湖の眺めはいいものの、チーズの方はお盆休みだからか、品が少ないようだ。

 さて・・・・ここからは阿寒に向かうのだけれど、海側にするか、山側にするか? 海側はまた帰りに通るから、山側にしようかな。あ、そうすれば阿寒湖に寄れるかもしれない。
 足寄の町まで降りてきて(この辺り、盆地なのか結構標高が低い)、阿寒湖方面に向かう国道へ。この道路沿いは地元の野菜を売っている屋台の店が多く、ここでまた「とうきび」を食べる。そのほかにもカボチャやジャガイモ、大豆、小豆などいろいろあるようだ。


阿寒湖。なぜかさみしい・・・

 農地はさほど広々と、ではない。奥に行くに連れてだんだんと山が深くなってくる。そして頂上を越えると一気に下って阿寒湖に着いた。
 しかし、繁華街は温泉ホテルと土産物屋に挟まれて、道から湖畔は見えなかった。「いい景色」を売りに出したくて、湖畔ぎりぎりに高いホテルを造っているようだ。しょうがないので車を止めて、歩いて林の中を抜けて湖畔に出た。
 晴れているのなら雌阿寒岳が見えたのだろうが、この天気では無理か。湖にしては波があり、近くには遊覧船乗り場もあった。

 ここから海側に向かう途中に[道の駅 阿寒丹頂の里]がある。ここは文字通り丹頂鶴を見ることのできる、北海道でも屈指の道の駅だ。
 道の駅の建物の裏に「阿寒国際ツルセンター」があり、ここでタンチョウヅルに関する映像や資料などを見れるほか、隣の方にはツルの屋外の飼育場、その奥には「冬にはタンチョウヅルが来るかもしれない」草原が広がっている。
 で、本物のタンチョウヅルはその飼育場にいたのだけれど、遠くに座っているだけでよくわらなかった。


ツルセンターにある碑

 ここから海沿いの大楽毛へ。東に行けば釧路はすぐなのだが、まだ時間がある。海沿いの道もちょっと走ってみようか。と、今日のうちに[道の駅 しらぬか恋問]へ。ここは建物が大きくて、海産物が豊富だ。周囲は本当に何もないところだったけど、ここだけにぎやかだった。

 これで、もう行く宛がなくなってしまった。しょうがないので白糠や音別にも行ってみた。「音別と言えば、これしかない!」と言う飲み物があるのだが、その工場の周辺に行っても何かあるわけでもなく、そのまま釧路へと戻った。
 久々早く着いたので、釧路の町並みなど歩いてみたが、メインの通りは広くて街灯がきれいなものの、裏の方はあまり何かあるわけではないようだ。最後に「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」に行き、海産物などを見たあと、鮭いくら丼を食べて、今日は終わりにした。
               ああ疲れた!!

  帯広−足寄−阿寒湖−(大楽毛)−音別−釧路 270.7km


次のページへ   前のページに戻る   「旅の日記」インデックスに戻る