その4 (8月14日)

 今日は早起き。 すぐに上川に向かいます。
 初日に層雲峡に行こうとして渋滞に遭い、コース変更を余儀なくされたことを思い出し、早め早めに出ることにしていました。

 実際は旭川とは逆方向だし、朝早いこともあって道中は順調。北見で朝食を取ってもまだ時間が余る様子だったので、途中道の駅やらにも寄ったのですが、せっかくなので層雲峡の有名な滝、「流星の滝」「銀河の滝」も見ていくことにしました。


 流星の滝です。落差90m。
 石狩川の上流にあり、深い断崖の中にある層雲峡で豪快に流れ落ちる滝の1つ。
 層雲峡の入り口すぐ近くにあり、車を止めて見ることができるのですが、やや遠目の所にありました。
 写真で見ると小さく見えるのですが、実際は滝の轟音が大きかったです。
  

 こちらは銀河の滝。落差は120mです。
 流星の滝から少しだけ渓谷沿いを歩いた所にあります。

 時間もいいところになって、上川駅に到着(この時点ですでに、昨日走った距離を超えていた・・・)。ここで、今日これから一緒に行動をするきんさんと、問寒別さんの2人を迎えます(お二方は特急「オホーツク」にて到着)。そして、向かうは上川から先のJR石北本線の駅。
 1日目にも書きましたが、この辺りは極端に過疎の進んでいる地帯で沿線にある駅は利用客がいなくなってしまい、今年の7月までに廃止になってしまった”秘境駅”のあるところ。廃止を免れているいくつかの駅もふくめて、各駅を丁寧に車で回りました。


 天幕駅(の跡地)です。廃止直前までは一日わずか1往復ずつしか列車の止まらない駅で、現在は駅舎もなく更地になっていました。線路の向こうでは道路の拡張工事も進んでいました。
   

 中越駅も今年7月に廃止されてしまった駅。
 ここは駅舎は残されているもののホームが跡形もなくなくなっており、保線作業が行われていました。
 周囲は山間の森ばかりで、民家は全くありません。


 峠を越えると「白滝」の付く駅が5つ並びます。実際は奥白滝駅が廃止となってしまったので4つ並ぶことになります。
 この駅は上白滝駅。廃止は免れたのですが1日1往復しか止まらない形態はそのまま。

 こちらは旧白滝駅。「旧」の字が付く珍しい駅です。
 こちらも廃止は免れ、停車する列車も下り1本、上り3本あるのですがやはり民家は少なく、駅もホームのみしかない無人駅でした。

 今日も天気が良く、いままでにないくらい気温が上がったのですが、道中は窓を開ければクーラーはいらないくらい。人や民家は少なかったものの、沿線には花やいろいろの植物が植えられ、とても印象の良い、ローカル色の強い駅ばかりでした。


 上川を出てからは深い山間で峠越えコース。その後に白滝地区にはいると狭いながらも畑や牧草地が続きます。いかにも利用客は少なそうなのですがその代わりに牛の数は多く(^^;、下白滝駅近くには右写真の小さな子牛小屋がいくつも並んでいました。 
 それにしても、この辺りはどういうわけかイナゴやトンボなどの虫が多かった・・・・・(--;。

 今日のメインは↑の「秘境駅めぐり」だったのですがこれですでに終了。このあとは特に予定もなく、遠軽まで走って行ってから問寒別さんが普通列車に乗り、残りの我々は駅近くで昼食を取ったあと生田原に向かいました。この時点でまだ午後1時半過ぎ。


 生田原駅近くには温泉、休憩施設のあるホテル「ノースキング」があり、ここでしばらく休憩。温泉風呂に入ってから奥の方にある座敷部屋で休んでいました。 
 いままで秘境駅めぐりと列車の撮影などをこまめにやっていたのと、各人とも前日までの疲れがたまっていたのか、ここで3時間ほど寝てしまい、建物を出たころには午後5時を過ぎていました(^^;。

 北海道に入ると距離と時間感覚がおかしくなってしまうもので、この時点でも日が高く、網走まではそんなにと追いイメージがなかったこともあり、地元で撮影やらアイスクリームを食べていたりやらをしていたのですが、網走に着いたころにはもうすでに7時を回っており、辺りは暗くなっていました。

 その後は2人とも私の宿泊している宿に泊まり、その後近くにある「網走地ビール館」で長い間飲んでいました(^^;。この3人はとにかくいろんな所で会って行動するので会話も弾むのですが、今日は途中から寝てしまったこともあって、やや時間が短かったという印象もありました。



      網走−(北見)−層雲峡−上川−遠軽−生田原−網走  379.4km

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