蒲原鉄道 2001年春





 新潟県の中東部、JR磐越西線の五泉から南下し村松を通ったあと西に抜けて加茂に至る路線で、全線開通が昭和5年。村松〜加茂間の廃止が昭和60年、残る五泉〜村松間も平成11年(1999年)の10月4日で廃止となりました。

 昭和初期の車両が最後まで残っていたところなのですが、21世紀まで残れなかった路線の、現在の沿線の様子を「廃線跡めぐり」のような感じで回ってみました。

今泉〜村松間にて

(2001. 3.24 撮影)

 蒲原鉄道の停車駅です。クリックするとその写真のある場所に飛びます。


五泉駅)

 JR磐越西線との乗換駅。現在はもうすでにレールも駅舎も、跡形もなく撤去された更地になっていました。
 ホームの一部が白くなっていますが、これは蒲原鉄道線用のホームに行くために削られた階段のあと。 廃止後に再び埋め戻されたものです。
(五泉駅)

 上の写真を撮影したあと、ちょっと歩いてから左を向いてもう1枚撮ったもの。
 2年前まではここに木造屋根の小さいプラットホームがありました。遠くの方に留置されていた貨車も、今では見あたりません。
(五泉駅から分かれる路線)

 右側にカーブしている道が蒲原鉄道線の跡。
 鉄道車両がよく撮せる有名な撮影地だったのですが、レールと枕木が外されてからは普通の砂利道のようになっています。中を歩いて行くわけにはいきませんが・・・(^^;。。
今泉駅)

 晩年は唯一の中間駅で、コンクリートの小さなプラットホームがぽつんとあったのですが、廃止後はホームもなくなり跡地に小さなバス停の待合室ができました。
(今泉駅付近にあった踏切)

 駅の跡地から五泉方面にある踏切です。
 レールが残っているものの柵や警報器はなくなり、遮断機の棒が路線をふさぐように残されていました。
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