高松琴平電鉄



 JR高松駅にほど近い高松築港から繁華街に近い瓦町を通り、そこから琴平、長尾、志度の3方向に分かれて走る路線。「ことでん」の名で知られています。
 この路線は、全国各地から旧型車両を集めて走らせていたことで有名で、とにかくいろいろな種類の車両が集まるので鉄道ファンの間でも人気があります。

 現在は車両の冷房化を進めると同時に車両の整理も始まり、旧型車両が減りつつあります。車体の色も、一時期は白、緑、黒のものになりましたが、現在では琴平線=黄色、長尾線=緑、志度線=赤(あずき色?)、旧型車両=茶色が下半分に塗られるという塗装になっています。


栗林公園にて

( )内は撮影した駅です。


1200形

 元京浜急行電鉄の700系で、奇しくも琴電初の4ド ア車両となりました(^^;。 
 写真の1205(1206)号車は「しあわせさんこんぴら号」という特殊塗装車。金比羅さんを象徴する黄色一色で塗られた全面広告車両です。



(片原町)
       

1200形

 こちらが琴平線用車両の標準塗装車。
 正面右には新しい「ことでん」マークが付けられています。
 琴平線はこの1200系と、同じく元京急車両の1080系があります。



(片原町)
     

600形

 元名古屋地下鉄の車両。この路線に来る際に台車の交換や冷房装置、パンタグラフの取り付けなど多くの改造を施されました。

 車体が短いため、元軌道線である志度線、長尾線用に重宝され、最近では多くの車両がこれに置き換わっています。
 写真は長尾線の標準塗装車。


(片原町)
     

3000形と600形特別塗装車(長尾線)

 ことでん車両は、琴平線は元京急車両、長尾線と志度線は元名古屋地下鉄の600形に統一されつつあります。
 旧型車両は未だ残ってはいるものの、ラッシュ時の増結用かイベント列車っぽく走るにとどまっています。
 
 奥の方に見える600形は長尾線の特別塗装車。お茶の広告で車体全体が緑色です。



(水田)
     

600形特別塗装車(志度線)

 各線の特別塗装車は、その路線の色に合わせて
ベースの色を決めているようですね。志度線の場合は赤で、コンビニ店の広告が描かれています。



(瓦町〜今橋)
    

600形と旧型車両(20形)

 志度線は他の2路線と完全に離れてしまった独立路線。で、その中には旧型車両も何両か留置されていました。
 600形の標準塗装車の隣にある20形は元近鉄車両。入線に際して前面に改造を施し、貫通路付き3枚窓となっているので以前からの面影はないようです。



(今橋)
志度線の旧型車両(20形と3000形)

 ↑の写真と同じく、志度線に留置されていた車両。
 手前は20形24号車で、奥にあるのは3000形の335号車です。

 長尾線と同じく、増結用やイベント列車用として活躍しているようです。




                          (今橋)


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