ぐるっと下北半島

  職場が3連休になったのを機会に、今まで行きたいと思っていた下北半島を回ることにしました。とはいえ、JRの切符やレンタカーは取ることができず。やむなくマイカーでの出発です。かなり強攻策ですが現地でいろいろとまわることができるので、車でもいいかなと思っていました。旅行の目的は、当初は地元ローカル線の見納めだったのですが、車ということもあって半島中をあちこち回ることができました。なお半島で有名な「山」には行ってませんが。。。。


1日目(11月3日)

 東北自動車道をひたすら北上。途中から八戸方面に行き、車であるのをいい機会に太平洋側から半島入りしました。道中は紅葉まっさかりでみごとな景色のなか、まず最初は「斗南藩記念観光村」へ。と思ったら、いつの間にかここは道の駅になっていたのですね。


 ここでは下北半島の開墾時代の歴史を見ることができます。写真の六十九種草堂や、裏手には先人記念館など。
  
 この辺りは日本で最初の近代様式牧場があった地で、遠くの方にそれを再現した銅像が見えます。他にも遊歩道やちびっ子広場、パターゴルフ場などもあり、いろいろ楽しめる場所。


 この辺りは小川原湖や小さな沼などが多くあるのですが防風林でよく見えず、海岸線からも遠くこれからのことを考えるとあまり寄り道もできません。
 と思っていたら、六ヶ所村に入りました。六ヶ所村と言えば原子力施設あることでが有名なのですが、その中に「六ヶ所原燃PRセンター」があり、こちらの方にも寄って見ることにしました。


 建物の外観です。中央の小さい丸い部分が展望台で、六ヶ所村の町並みや遠くの沼、海や港まで一望できます。
  
 展望台の下では原子力施設や燃料(ウラン)の使い方を、かなり詳しく解説してあります。3Dの映画館などもあります。


 さ、次は下北半島の北東の果て、尻屋崎に向かいます。道が細く曲がりくねってきて走りづらくはなっていますが、紅葉がきれいだし、ほかに走る車も少ない。宇都宮からひたすら700km以上も走って(!)ようやく到着した北の果ての海、津軽海峡に面したらそこから東に走っていったところにあります。周囲は何にもないところ、ここまで来ると日も射してきて、寒くはなかったのですが風がすごく強いところでした。


 尻屋崎の碑と灯台です。残念ながら灯台は改装工事中。
 ちょうど北を向いているところで、向こうにあるのは津軽海峡です。
  
 左の写真から右を向いたところ。ここは太平洋と津軽海峡の境目にある岬なので、こちらは本州から見る太平洋の北の端ということになります。


 さて、この辺りにいるはずの「寒立馬(かんだちめ)」という馬の姿が見あたりません。。 周囲は馬の××が至る所に散らばっていて歩くのさえおぼつかなかったのですがどうしたんでしょう??

 (右写真は尻屋崎近くの海岸線。周囲は広い牧草地のような所でした)


 この後は、しばらく津軽海峡沿いを走っていました。この辺りに走るローカル線の景色など見ながら、東に見える海とまた違う雰囲気の所をずっと見ていました。あちこちにイカの干物を作っているところを見ると、いかにも青森らしい、って気がしますね。



 その間、道中にある「むつ科学技術館」にも寄ってきました。建物全体は原子力船「むつ」に似せたかたちをしていて、なかは船の内部構造の展示や、小中学校などで習う科学実験っぽいものがいっぱいあって、理科が大好きだったσ(^^;にはたまらないものがありましたね。まぁほとんどが子供向けだったのでこの年の人間がひとりで行くところでもなかったんでしょうが(^^;。。。

 建物の外観は原子力船「むつ」の形。手前に見えるのはスクリューの実物です。

 中はいろいろな科学実験のできる部屋と、原子力船の内部を紹介する部屋に別れています。後者では船の動作をいろいろ紹介する設備がかなり大きめ。
  
 これは原子炉。原子力発電所と同じ仕組みで水蒸気を発生させ、タービン(羽根車)を回してスクリューを回転させます。
 原子炉の中は近づいて見ることができます。


 天気は出発当初は雨だったのですが、こちらに入ってきてからはいい天気でした。雨上がりの未舗装道路を走ってきたこともあって、車は汚れて真っ白。むつ市内のGSできれいにしてから、大湊にあるホテル入りしました。
 今日は760kmも走ってしまったのね(^^;。疲れたなぁ。


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