北海道'99 夏



その1 (8月 8日)

 いよいよ、である。
 去年に引き続き、今年も車ごと北海道に旅行に来てしまった。

 今年は初日に青森のねぶた祭りに行く予定があったので、北海道上陸は2日目の今日からとなった。出発は弘前のひでちゃんの家から。
 昨日までいろいろな人に函館の情報をもらい、いろいろと行き先をチェックしていたが、大間崎まで車で行ってからフェリーに乗るため、あまり時間がなかった。

 今朝はあまり寝付けなくて、結局8時に起きた。大間崎までの道は余りよく知らなかったが、一緒に泊まっていたごまちゃんが途中の野辺地まで道案内をしてくださると言うことでそれでお願いした。家の人たちに「いいなぁ函館。私も行きたい〜〜」とねだられたが、それを振り切るように早々と出発。

 道中は非常に強い日差しでとても暑かった。途中でソフトクリームを食べたり、渋滞にはまったりもしたが、野辺地に着いてからは海岸沿いにあるホタテ料理の店につれていてもらう。

 東北ではホタテ料理は食べたことはなかったので、結構楽しみにしていた。いかすみラーメンにも未練はあったが、ホタテ丼を注文、出てきたのはホタテの刺身がいっぱい乗ったものであった。
 やはりこういうホタテの食べ方ができるのは北の方でしかない。歯ごたえが少ないものの、味は十分。臭みがなくてすっきりしている。東北の旅はここまで、なかなか満足できるものあった。(ごちそうさまです)

 ここでごまちゃんと別れ、ふたたび北上する。途中横浜町で菜の花ソフトクリームを食べたりもしたが、時間がなかったので、あとはひたすら先を急いだ。
 大間崎は下北半島の北端、つまり本州の最北端である。むつ市内で渋滞にはまったこともあり、やばかったが何とかフェリーターミナルには時間までに着いた。ここまですっかり距離感がつかめなかったな。一度来たことがあったのに。

 ここから函館まではわずか1時間40分。フェリーの中ではひたすら寝て、いよいよ函館に上陸である。今まで函館は素通りだけで、滞在するのはこれがはじめてである。とりあえずホテルに行き、チェックインの後歩いて駅まで行ってみた。ここにはおいしいコーヒー牛乳があるらしいがなかなか見つからな
い。もしかしたらこの青い缶の「ミルクコーヒー」って書いてあるこれかな?
なるほど。なんかミルク成分が多いようだ。

 この後東方面へ歩いてみる。夕暮れ時で湾岸の景色がきれいだ。だがそうなると周囲は・・・・だらけのようだ。と、そうしているうちに煉瓦づくりの建物街に出た。ここには海鮮市場や地ビール園、みやげ屋などが立ち並んでいる。
 「はこだて明治館」にはガラス工房やオルゴール店など。ここもあまり一人では入らない方ががよかったかもしれない。もしかしたら、小樽のに似ているのかな。この雰囲気は。

 金森倉庫群もかなりにぎやかだったが、やはり・・・・がおおく、あまりうろつけなさそう。そうなると、函館山の方もこんな感じなのだろう。と二十間坂の方まで歩いてきた。見た目よりもかなり急な坂のようである。
 「五島軒」はあまりにも敷居が高そうだし、一人では入れなさそう。近くのおいしいソーセージのある店も、もう閉まっていた。

 しかたなく「はこだてビール」で地ビールを飲んでから駅まで戻ってきた。あまり遠出はしてないつもりだったが、暑かったせいかすっかり疲れている。
しかもベイエリアは思ったよりも一人では歩きづらいようだ。もしかしたら小樽のように「独り者禁止」のほうがいいかもしれない。・・・・でなく、大人数で来てもいいのだろうけど。。。

 思ったより残念な結果になってしまったが、明日は朝市に行く予定である、ここではおいしいものが食べられるだろうか? 今日は早めに寝ないといけないかな。


   弘前−野辺地−大間〜〜〜函館 190.6km


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