その1 (8月12日)

 今年の最初の1枚はこれ!! →

 フェリーで室蘭に上陸したのが午前1:30。暗闇の中[道の駅 みたら室蘭]へ向かい、そこで仮眠。朝5時頃になってから撮った、白鳥大橋と風力発電機の写真です。

 何しろ今日は移動距離が長いので、移動は早めはやめ。これを撮影して、すぐに出発しました。
 いちおう今回も「道の駅スタンプラリー」をやりたかったのですが、早朝では・・・中に入ることができず。ここのスタンプは押せませんでした。

早起きは三文の得?


 まずは岩見沢に向かいます。高速を使わず、一般道で3〜4時間くらいか・・・と思っていたのですが、早朝のせいか道に車はほとんどなし。順調に順調に先に進みます。 この太平洋沿いの道は北海道でも比較的混んでいるはずだったのですが、、、これも「三文の得」ですかね。

 あまりにも早かったため、途中で朝食などとりながら、岩見沢に着いたのは8時過ぎ。ここではパソコン通信での友達であるよっちゃんの店に行きます。 最近は夏のお盆前の時期とあって、お客さんが頻繁にはいってきており、忙しそう。σ(^^;はいつもここで売っているお菓子を買い込んで道中で食べるのを楽しみにしております(特に「水饅頭」が好き)。あとおみやげ用の詰め合わせを買って、いろいろとお話などしながらここをあとにしました。


C57 144号機。あとD51もありました。
 夏の北海道というのは涼しくて、緑がきれいなところ。今日はそれほど涼しくはなかったものの、晴れていたこともあって木々がきらきらしています。 岩見沢は何回も訪れていたのですが、左の蒸気機関車が保存されているのは、今まで知りませんでした。

 さて、ここから先は「スタンプラリー」のためにあちこちの道の駅に向かいます。[三笠]、[ハウスやルビ奈井江]、[たきかわ]、[スタープラザ芦別]、と駆け足で回りました。奈井江ではおいしいそばが有名なのですが、営業時間が合わず食べ損ねました。残念!
 北海道の魅力の1つに「広い景色」というのがあります。滝川からはJR根室本線沿いに南下していったのですが、都会を離れると広い川、畑地帯、平原。車も少なく、ちょっと暑い以外は快調に先に進むことができます。
空知川にあるダム付近の景色。(芦別)

どこまでも続きそうな「丘のある風景」
 小高い丘に木や畑、、っていうのはいかにも北海道らしい景色でしょ? これを見て美瑛を思い出す方も多いかと思いますが、左の写真を撮影したのは富良野からずっと南におりたところ。
 いろんな所に「らしい」景色というものはあるもんなんですよ。


 さて、[道の駅 南ふらの]を出ると、近くは南富良野街の中心地。最寄りの駅は幾寅駅です。
 ん? 幾寅駅?? ・・・・・ということは。

 ・・・・・寄り道してみようか!!

 と、カーナビ頼りに幾寅駅に向かってみました。すると出てきた建物は。。

 あれ??

 あぁびっくりした。これは観光会館という建物だそうです。お目当ての建物は左側にありました。

 遠くから見てみます。
 この周辺はすっかり観光地になっていて、バスで観光客が訪れていました。
 

 近くから見てみると、セットで使っていた駅名標とポスト、電話ボックスなどが残されていました。

 駅を出たところから見てみると、映画で使っていた店と、観光客用の現在営業中のグッズなどを売っている店。。
 

 ホームを見てみます。夏なので雰囲気はちょっと違いますが、、、駅名標と列車用のバックミラーは現在の駅としてのもの。
 十分幾寅駅を堪能した後に、帯広方面へと先に進んだのですが、途中の線路沿いで「ぽっぽや号」と出会いました。。
 なんと悪いタイミング! もうちょっと待っていれば良かったんだけどなぁ・・・
 ここから帯広方面は、今まで行ったことのない初めての景色でした。 狩勝峠を越えてからは新得と(十勝)清水以外は何もないところ。自然が残っている、という点ではいいでしょうが、冬だとか夜になるとずいぶん寂しいところになってしまうんでしょうね。。

 近そうで遠い帯広に着いたのは午後2時過ぎ。ここでの目当てはただ1つ。チョコレートやケーキなどを販売している六花亭本店の、ここだけでしか買えない「サクサクパイ」です。去年訪問したときは売り切れていたので心配だったのですが、今日はまだ残っていました。ショーケースにサクサクパイが山積みされているのを見たときはほっとしたものです。店で買うと、カウンター席ですぐに食べることができます。コーヒーはサービス。。。 ようやっとサクサクパイが食べられる〜!

 六花亭の本店。帯広市街地にあり、なかなか見つけづらい所にありましたが。。
  

 これが「サクサクパイ」。1個\100+税。見た目よりもかたくて歯ごたえがあり、文字通り「さくさく」でした。

 さて、今日の行き先は釧路です。もうちょっとのような気がして実際はあと110kmあまり。車さえ混んでいなければそんなに時間はかからないのですが、いい加減体は疲れてきました。
 帯広は都会なのですが、ちょっと外に出ると、ごらんの広々とした景色。「十勝地方」というと畑作地帯、というイメージが私にあって、このようにどこまでも続く農場は自分のそれにぴったりとあった感じがします。

 池田、浦幌を過ぎると景色がめまぐるしく変わります。いままでの広い畑作地帯から深い山間部、それが抜けると手のついてない湿地帯。そして車窓右から再び太平洋が近づいてきます。
 先ほどまでの帯広の賑やかさが嘘のように、民家のない寂しげな景色が続きます。いくら走っても釧路までなかなか着かなくて、「地の果てに行くのかなぁ」といった不安さえ出てきます。

 太平洋というのは、いままでもいろいろなところで見てきました。今朝も室蘭からずっと見てきたはずなのに。 なぜかこのあたりから見る太平洋は何もなくて、寂しいです。同じ海でも見る場所によって、その雰囲気をずいぶん変えてしまうなんて・・・

 5時を回って日も傾き始め、あたりには悲壮感と「早く行かなきゃ」という気分でいっぱいになってきました。[道の駅 しらぬか恋問]を出ると、もうすぐ釧路です。

コイトイ海岸から見た太平洋。周囲は何もなし。

 それにしても夜明けの室蘭から、よく走ってきたものです。釧路まで来て、賑やかな町や工場を見たときには本当にほっとしました。計画では500kmは越えていなかったのに、実際は越えていました。こんなに走ったのはいままでで初めて。宿に着いたあとは繁華街に出て、なるたんさんのおすすめの「泉屋本店」というところ(大盛りのスパゲッティや、ステーキなどが食べられる)で食事をとり、今日の移動を終えました。

     ああ疲れた!


      室蘭−岩見沢−南富良野町−帯広−釧路  525.7km

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