蒲原鉄道の車両


 新潟県の新津から東に入っていった、五泉とそこからまっすぐ南にある村松までのびていた路線なのですが、今年(1999年)の10月に廃止になってしまった蒲原鉄道。 ここでお見せする写真はその1年前に訪れたときの車両の写真です。
 終点の村松駅の近くには車庫があり、踏切と公道の近くなので、写真のように車両のすぐ近くでの撮影が可能。


 モハ31。
 大正時代に作られた車両ですが、昭和27年に改造を受けて、総括制御や乗務員扉がつけられました。正面の2枚窓が特徴。

 モハ41。
 左のモハ31と似た形をしていますが、車長が伸びて3ドアになりました。 晩年はこの車両が1両で日中路線を往復していました。

 モハ61(右)。
 昭和15年に西武鉄道の車両として製造した車両で、昭和33年に入線。晩年はクハ10と組んでラッシュ時に2両で走っていました。

 モハ71。
 左の写真の、左側の車両なのですが、前と後ろで正面の形態が違っていますね。これも西武鉄道の車両の改造車です。
 モハ61の代わりにクハ10と組んで走ることもありました。

 クハ10。
 元はなんと国鉄のキハ41120で、これを電車用に改造したものです。何となく側面は、そんな面影もありますね。
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